「しょ、小学生!?私そんな子供じゃないんだけど!それを言うなら恭哉君だって、いっつも私のことからかってきて子供みたいじゃんっ」





私は負けじと言い返す。





「だから私は子供っぽい恭哉君に仕方なく付き合ってあげてるだけだもん。少なくとも恭哉君よりかは大人だもんねっ」





フフンッと、勝ち誇ったような満足気な表情を浮かべる。





日頃からかわれてる分、こういう時ぐらい言い返さないとねっ!





しかしそんな私を恭哉君は、余裕そうな笑みで迎え撃つ。





「へーじゃあ、子供な俺にからかわれて、すぐ顔赤くさせたり緊張したり、ドキドキしてんのはどう説明すんの?」


「えっ」





途端に私は痛いところを突かれたと言わんばかりに言葉を詰まらせる。





ド、ドキドキって、もしかして心臓の音聞こえてたのっ!?





「キスもしたことなかったくせに」


「そ、それ今言う!?私はファーストキスは大切にとっておいただけで…」


「じゃあ俺に奪われて正解だったな」





なんでそんな余裕たっぷりな表情が出来るのよっ


一体その自信はどこから来るんだか!