俺が好きって認めれば?【完】

「よしっ、ここは二手になって逃げよう♪」


「へ?に、逃げる?」





私は目をパチパチとさせ遊君を見つめる。





その間にも女の子たちは徐々に私たちへと距離を縮める。





「とにかく、落ち着いたらまたどこかで合致しよう♪」


「わ、分かった!」


「仕方ないわね」





とりあえず今はその方法しかないもんね。





よし、私は美冬と一緒に…





「じゃあ、遊。逃げるわよ」


「ラジャー♪」





えっ!?ちょ、美冬さんんん!?





唖然とする私に、美冬は華麗にウインクをすると、遊君と2人で足早にこの場からいなくなってしまったのだった。