俺が好きって認めれば?【完】

「いってきまーす!」





お母さんに元気よく告げると、集合場所まで急いだ。





そして約束の時間ギリギリにたどり着くと、すでにそこには私以外の3人が揃っていた。





「あっ、みんな!久しぶり!」


「恵那ちゃん久しぶり~♪」


「久しぶりって2人とも大袈裟すぎよ」





美冬はそう言って涼し気に笑う。





「わっ、美冬すっごく綺麗だね!」





紺色の布地に赤の牡丹の模様の浴衣に、綺麗にまとめられたお団子ヘアーがとても大人っぽかった。





私なんかと全然違って、やっぱり美冬は大人っぽくて綺麗。


…羨ましすぎる!





「ふふ、ありがとう。恵那の浴衣もすっごく可愛いよ」





「うんうん!2人ともめっちゃ似合ってるよ♪だよな、恭哉?」