俺が好きって認めれば?【完】

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そしていよいよお祭り当日となった。





みんなに会うのは終業式以来のため1週間ぶりとなる。





たった1週間なのに、毎日顔を合わせていただけあって、今日会うのが久しぶりに感じる。


ちょっと緊張してきたけど、早くみんなに会いたいな。





家の鏡で全身を最終チェックする。





白地にピンクの花の模様の可愛らし浴衣に、髪の毛は編み込んでアップヘアーに。





へ、変じゃないよね?


おかしいところないよね?





何度も何度も鏡の前で、くるくると回って念入りに確認をする。





「恵那~?そろそろ出ないと遅れるわよ~」


「えっもうそんな時間!?急がなくっちゃ!」





1階から聞こえるお母さんの声に我に返り、私はすぐさま部屋を飛び出した。