俺が好きって認めれば?【完】

…てゆうか、なんで私恭哉君を見てるのよっ!





フンッと顔をそっぽに向け、恭哉君を視界から外す。





きっと私が意識し過ぎてただけなんだ。


冷静に、落ち着いて。





今までだって関わることなかったんだし、これまで通り、ただのクラスメイトの1人として過ごせば大丈夫…!





何も考える必要はないっ!





と、気持ちを落ち着かせていると、チャイムの音と共に、担任が教室へと入って来た。





「恭哉君~?なに見てるの?」


「面白いもの」


「え~なにそれ!どれどれっ?」


「んーお前らには内緒」





ニヤリと微笑み何か企んでいることを、私は知る由もなかった。





「よーし、HR始めるか~」