私は恥ずかしさのあまりベッドからすぐさま降りた。





何やってんだ…私…!


なんで、なんで恭哉君とベッドなんかに…!?





そして徐々に蘇りだす記憶。





恭哉君の腕枕で、2人で抱き合うように一緒に寝た光景。





全てがフラッシュバックするように、頭の中を駆け巡った。





ばかばかばかっ…!


こんなの忘れないと…!





て、てゆーか、私、ぐっすり眠っちゃってたけど、寝てる間に変なことされてないよね…!?





「なに今更照れてんだよ」


「べっ、別に照れてないし」





恭哉君は呑気な様子でベッドに腰掛け、大きな欠伸をしていた。





私はそんな恭哉君に顔向けできず、背を向けた。