「授業なんてサボればいいだろ」


「でも…やっぱり私は」




そう言って立ち上がろうとすると、





「いいからこっち来いよ」





腕を強引に引かれ、気づけば恭哉君の腕の中に納まっていた。





「きょっ、恭哉君!?」





いつの間にか私の頭の下には恭哉君の腕が。





なっ、なっ、なんですかこの状況は~…!





余りにも近すぎる距離に、頭の中は大混乱状態だ。





こんなの無理っ!


ドキドキしすぎて死んじゃう…!





しかし布団から逃げようとすると、それを逃さないと、恭哉君のもう片方の腕が私の身体を抱きしめる。