俺が好きって認めれば?【完】

そもそもこんな意味のないことに、美冬を付き合わせてしまうのが申し訳ない。





美冬だって本当は面倒だって思ってるはずなのに、一切そういうこと口にしないもんね。


…ほんと、尊敬できる姉御だ。





そういえばこの話に、一番乗り気なのが遊君なんだよね。





何をそんなに楽しみにしているんだろう?





何でか分かんないけど、人一倍楽しみにしてたし、遊君が色々時間とか計画立ててくれたもんね。





普通に遊ぶのを楽しみにしてるのかな?





…きっと遊君のことだから、当初の目的は忘れてそうだし。


まあ…今となっては、どうでもいいことだけど。





…そういえば、美冬と遊ぶの久々かもっ。


2年生になってから、美冬が忙しくて中々遊べなかったんだよね。





それなら明日は美冬と楽しく遊ぼっと!


久しぶりに学校以外で会えるのも、なんか嬉しいし。





…私って、相当美冬のことが好きみたいだね。





「恵那ーっ、ご飯出来たよー」


「はーいっ」





少し気分を良くした私は、軽い足取りで自室を後にしたのだった。