最低のスケベ野郎だ…!


いきなりほぼ初対面の女の子に、あんなことするなんて…!





お嫁にいけなくなっちゃうじゃん!!





全身の血液が沸騰するように身体全体が熱を帯びる。


そしていつの間にか瞳には涙が滲んでいた。





「でもそういう俺が好きなんだろ?」





「好きなわけないじゃん…ばか!」





急に何を言いだすかと思えば…


ばっっっかじゃないの…!?





「もう二度と私に関わらないで!さよなら!」





私はそう言い捨てると、恭哉君の家を飛び出した。





もう、ほんと意味わかんないっ!


私はただ書類を届けに行っただけなのに!





どうしてこんなことになってるのよ~!