あ、確かあの辺だったかも・・・!




角の手前まで来た私は、少しスピードを抑えつつ、角を曲がった。



・・・・・その時!




ドンッ?!?!!



突然の衝撃と共に、私は後ろへ尻餅をついた。



「イッたぁ!!」



角を曲がってすぐに、私は誰かと正面からぶつかってしまった。



相手に顔からぶつかったせいで、涙目になりつつ、私はぶつかってしまった相手を見上げた。




するとそこには、私が今までに見たこと無いくらい、デッカイのが立っていた。


見た感じ180は越えてそうな男子生徒は、かなりテンパっているようだった。



「うっわ、大丈夫?!ごめん、ボーッとしてたわ、俺!ケツ打ったよな?マヂごめん!あ、なんなら保健室行くか?」




「うわぁ〜・・・・」



あまりのデカさにビックリして、彼の質問なんて聞こえていなかった。