「青葉くんは、いつからバイトしてるの??」


「4月からだな。
部活がない日はってかんじで。」


「そうなんだ。
私もテスト近くない限りって思ってたんだけど
バイトって楽しいね。」


「俺もここのバイト結構好きなんだよな。」



そんなたわいのない話をしていると


あっという間に時間が過ぎた。


私も何人かのお客さんの接客をしたが大きなミスはなかった。


「おつかれさまでした。」


楓さんと青葉くんと一緒に店を閉めた。


青葉くんはこの喫茶店から徒歩数分のところに家があるということで


すぐに別れることになった。


私は、楓さんと一緒に駅向かった。


楓さんは、普通、私は快速に乗るため


同じ方向だけど、違う電車に乗ることになった。



「楓さん、今日はいろいろありがとうございました。
すごく楽しいですね。バイトって。」


「ありがと。そう言ってもらえると教えがいがあるな。
あっ、そうだ。
勉強教えてって言ってたじゃんか、予定あわせたいから連絡先交換しない??」


楓さんはそう言って、スマホを私にさしだしてきた。