「おはよ‼果歩ちゃん。
いっつも、待たせちゃってごめんね。」
「いいよいいよ。
電車の時間があわないからね。」
果歩ちゃんは、5つ先の駅から普通電車に乗って来ていて
私は自宅の最寄駅から一度乗り換えて準急を使って毎日学校に来ている。
だから、必然的に果歩ちゃんが私のことを待つって感じになってしまう。
「それにしても今日は、スポーツ科の生徒多いね。」
私は果歩ちゃんにそういった。
「あっー、先輩から聞いた話なんだけどね
スポーツ科は月1で全部の部活の朝と夕方の練習がない日があるらしくて
ちょうど、今日がその日なんだって。
あっ‼試合がある人はまた別らしいけどね。」
「へぇー、そうなんだ。」
