キミが好き





「おっ、来たね。」


「今日からよろしくお願いします。」


「爽ちゃんの教育係をします。
高校3年の、八神楓【かえで】です。」




八神楓さんか…


きれいなロングの黒髪、二重の大きな瞳。


店長もそうだったけど、ここはかっこよくてきれいな人ばかりだ。



「制服はそこにあるから、それを着てね。」


「わかりました。」


私はそう言って、制服を手に取り着替えを始める。



「さっきは、ごめんね。
私、態度悪かったでしょ。」



着替えているとき楓さんが突然そう言ってきた。


「いえ。そんなこと…」


「気を使わなくていいの。
私、結構人見知りではじめは誰にでもあーゆう態度とっちゃうんだ。」




楓さんはそう言って、「テヘ」として私を見た。