キミが好き





「「えっ⁉」」



駅について、目的地に来た私が1番はじめに放った言葉がそれだった。



なんと、目的地が青葉くんと一緒だった。



「今日から来るバイトって、もしかして爽ちゃん??」


「えっ、青葉くんここで働いてるの??」



驚きと一緒にまるで神様がしくんだかのように


今日は青葉くんと一緒になることが多い。



「緑〜‼」


駅の方から青葉くんの名前を大きい声で呼ぶ女の子がやってきた。


「八神【やがみ】さん…‼」



青葉くんはそう言った。


さんってことは、先輩かな??私はそう思いながらとりあえずその場にいることにした。


「緑そっちの子は??」


私と青葉くんの近くに来てからようやく私に気づいたみたい。


「あっ、今日からここでバイトする赤峰爽です。
青葉くんとは同じ高校で…」


「ふーん。
じゃあ、あなたもスポーツ科なの??運動できるようには見えないけど」


あからさまにわかるその態度に私は少しひるんでしまう。