One's first love〜俺様彼氏に惚れちゃって…。〜






買い物は楽しかった。



2人でお揃いのハンカチを買ったり、高内の服を私が選んだり、その逆も。






「楽しかったぁ。」



紙袋を前後に振りながら私は高内の方を向いた。



ニッコリ笑って、高内も頷く。



高内も楽しかったんだろうか。



ならいいな。



高内は今、紙袋を両手に持っているので手を繋げない。



私はちょっと寂しく思いながら、高内の家までたどり着いた。