One's first love〜俺様彼氏に惚れちゃって…。〜

高内はニッコリ笑って手を引いた。



行くか、と口が動く。



私も笑顔を返して立ち上がる。



私はちょっと待ってと言って二階に置いてあったカバンをとってきた。



高内はもう財布を腰につけて待っていてくれた。



「お待たせ。」



玄関に走って向かい、靴を履いて高内に抱きついた。



ビックリして私を抱き止め、高内は私の手を繋いだ。