One's first love〜俺様彼氏に惚れちゃって…。〜

なんて到底聞けるハズもなく、私はしばらく1人で悶々悩んだ。



ふいに、高内が私の肩をポンポンと叩いた。



そして、ホワイトボードを目の前に突き出す。



《どうした?》



眉根にシワを寄せて聞く。



「大丈夫…。」


《大丈夫じゃないだろ。
どうした?》


「何でもない。」



特に悪気は無く、考え事をしていた私はぼんやりと高内の問いに答えた。