高内はまず自分を指し、次にドアを指した。



‘これが俺の部屋。’



口もそう動く。



わかった、と頷くと、高内はドアを開けて私を中に入れた。



広くて綺麗な部屋。



20畳くらいある部屋は、シンプルな家具で統一されていて、整頓されている。



いつの間にか、高内は私のホワイトボードを出して、何が書いていた。



高内の後ろから覗き込み、文字を読む。