One's first love〜俺様彼氏に惚れちゃって…。〜

私は少食だったけど、頑張って食べた。



せっかくお兄ちゃんが作ってくれたし、食べたかったから。



ピーンポーン。



食器を片付けていたら、玄関の呼び鈴がなった。



お兄ちゃんが走って行って、インターホンで確認する。



すると、眉根にシワを寄せて帰って来た。



《高内。》



ホワイトボードに書かれた文字を呼んで私は硬直した。



どうしよう…。



まだ言いたくない。



治るまで隠しておければ、と私は思っていた。