《親父のコトなんか気にするな。》



コクンと頷く。



《で、高内や陽や梨絵に言うのか?》



今、一番言われたくないコトだ…。



「わからない。」



お兄ちゃんは私の頭に手を載せ、また何かを書いた。



《取り敢えずゆっくり休んでおけ。》



その夜はお兄ちゃんに言われてもうベッドに入った。