One's first love〜俺様彼氏に惚れちゃって…。〜




「穂衣!!!」



家に着くなりお兄ちゃんは私に駆け寄った。



「ゴメン。」


「なんでお前が謝る?」



抱き締めこそはしなかったけど、お兄ちゃんの勢いは凄かった。



…でも、もっと凄いのがいた。



「穂衣ぃぃぃ!!!!!」


「陽亮…。」



落ち着いて。



その言葉は陽亮の声に掻き消された。