One's first love〜俺様彼氏に惚れちゃって…。〜

いっそう激しく金属音が響き、しばらくして扉が開いた。



「穂衣!」



高内が入って来て私を抱き締めた。



大好きな匂いが私を包む。



「ホントに来てくれたんだ。」


「アホかお前!!
閉じ込められたんだぞ!」


「ごめん。」



今更、涙が出て来た。



「泣け。」


我慢しようとすると、高内が声をかけた。



優しい声。



もう、説教モードから彼氏モードになっている。



私は甘えて高内に体を預けた。