「なんか反対に怖いかも。」



梨絵は私の横に並んで首を上下に振った。



「奏原さん、おはよう。」



私を閉じ込めた人が挨拶してきた。



名前は沢田さんらしい。



グループの中心人物。



梨絵は露骨に嫌な顔をした。



「おはようございます。」



私が返すと、沢田さん達は離れて行った。