お兄ちゃんは陽亮にバトンタッチする。



「俺、穂衣の家族みたいなモンなんだよね。
何かしたら殺すよ?」



本当に拳を握ったので慌てて下がらせた。



次は津山先輩。



「あたしの妹みたいなモンなの。
何かしたらあたしの仲間連れて本気で殴り込むよ?」



高屋も津山先輩の肩に手を回して付け加えた。



「そうそう。
アンタら青山の知り合いなんだろ?

青山がスイカと陽亮にやられてアレだったんだから、お前らはどうなるかわかってるよな?」



これは効いたらしい。



喉を鳴らして、頷いた。