そして、女の子の耳元で何か囁いた。



とたんに女の子は崩れるように泣き出した。



「ハセちゃん、あたし達何にも言ってないんだけど。」



津山先輩は満足気に帰って来た班長をジトッと睨んだ。



まあまあと適当にいなし、班長は壁にもたれて傍観し始める。



お兄ちゃんが初めて反撃した。



「いいか、よく聞け。
おまえ等の個人情報は掴んでんだよ。
どうして欲しい?」



女の子達はもう震えるしかない。