One's first love〜俺様彼氏に惚れちゃって…。〜

陽亮がため息をついた。



「授業始まるまで待ってみよう。
この階しか一年生の教室ないから。」



陽亮は頷いて階段に座り込んだ。



それから待つこと20分余り…。



あの人達が登校して来た。



「来た。」



私が呟くと、みんな一斉に立ち上がった。



「ちょっと来い。」



その人達は瘋人に声を掛けられて、嬉しそうに後をついて行った。



「あ〜ぁ、後で悲鳴あげることになるだろうに。」



お兄ちゃんがため息混じりに呟いた。



私も同意見だ。