瘋人はフッと馬鹿にした笑みを浮かべて言った。



「そこで断言出来ない時点で馬鹿だな。」


「ヒドッ!!
だいたい、瘋…瘋、瘋人が自信持ちすぎてるんだよ。」


「何俺の名前、どもってるんだよ。」


「うるさい!
慣れるまで待ってよ。」



ハイハイ、と子供に言い聞かせるように私を宥める。



このヤロウ



馬鹿にしやがって!



面と向かって言えないのが悔しい。