BTSsaid

テヒョン「レオ眠っちゃいました」

ジン「相当、疲れてたんだね」

グク「でも、起きてても寝てても可愛い......」

ホソク「ジン兄さん、気になったこと聞いていいですか?」

ジン「何?」

ホソク「ジン兄さん達とレオって本当にいとこなんですか?」

ジン「!なんで?」

ユンギ「ジン兄さんとダヒョンさんのシスコンぷりが異常だから、普通いとこにそこまで依存はしない」

ジン「そう......あぁ僕達はいとこではない」

ナム「じゃあなんですか?」

ジン「兄弟だよ。」

ジミン「でも、ジン兄さんとダヒョンさんは明るい性格なのに、なんでレオは暗いんですか?」

ジン「......」

グク「レオには言いませんよ」

ジン「分かった、僕達はもちろん同じ家で育った。お母さん達は僕とダヒョンを可愛がったけど、レオは可愛がらなかった」

ジン「僕とダヒョン、レオは少し歳も離れているから赤ちゃんの頃は僕達が面倒を見たけど、5歳ぐらいかな、僕達は学校に行って、レオは学校は行かず家にいた」

ジン「ある日、僕達が学校から帰ってくると家の中からお母さん達の怒鳴り声そして、鈍い音がしたんだ」

ジン「何か喧嘩してるのかと思ってドアを開けると、お母さんとお父さんがレオを殴ってたんだ......それも金属バットで」

BTS(ジン以外)「!!!!」

ジン「それからだよ。僕達の前でも虐待をするようになったのは、僕達が止めようとしても......」

テヒョン「お母さん達が怒ったんですか?」

ジン「いや......レオが止めたんだ......」

ジン「自分はとっても痛いのに、僕達の怪我のことを心配したんだ」

ジン「それに、暴力、暴言もあったからそれでレオの性格は暗くなったんだ、それに無口でしょ?それはお母さん達に喋るなって言われてあまり喋ってないんだ」

ジン「僕達は、レオの方が大事だったから、僕達が中学三年になってレオを引き取り、親とは縁を切ったんだ」

ジン「僕達と暮らし初めて1年かな?僕達が不意に昔の話やお母さん達の話をしたらレオ呼吸困難になって、今でもお母さん達の話をするとそういうことがあるんだ」

ジン「だから......あんまり言わないでね」

ユンギ「そんなことが......」

ジン「それに、僕たちには言っていないこともまだありそう......レオの性格上迷惑と思って言ってないんだと思うけど」

ホソク「じゃあ、レオがあまりご飯を食べないのも?」

ジン「うん、僕達は毎日、三食食べてたけどレオは1日1食しか食べてなかったんだていうか、食べさせてもらえなかったんだ」

ジン「学校、お風呂、トイレ、ご飯の時以外は部屋に鍵を閉められて出てこれなかったんだ」

ジン「だから、時々部屋に行ってこない時あるでしょ?あの時もお母さん達がいると思って部屋にずっといるんだ」

ジン「レオは体とかは成長したけど心は虐待が始まった頃とあまり変わっていないんだ」

ナム「そうなんですか......」

ジン「だから僕とダヒョン、テミンくん達もレオの扱いには気を使ってるんだ」

ジミン「そうなんだ......」

『ん......』

ジン「あ、起きた?」

『ん......』

ジン「もうすぐ着くからね」

『ん......』

するとレオはポケットから飴玉を出した

テヒョン「その飴玉どうしたの?」

『今日、スタジオに行ったら......男の人たちに渡されたから......』

『食べてって......』

グク「!変な匂いとかしない?味とか」

『しない......』

ジン「絶対狙ってるな......」

BTS「ですね......」

『何が?......飴玉は僕のだから挙げない......』

ユンギ「それじゃねぇよ......」

ジン「よし!着いたよ!降りて!」

BTSsaid end