繁華街の入り口にある交番の前を横切ろうとしたら、警察官に呼び止められた。
いつかの、あの陰険な警察官だった。
「一条くん。いつまで自転車を放置しておくつもりだ? いいかげん家に持って帰りなさ
い」
「はあ?」
「処分したいならリサイクル料を支払ってもらうよ」
こんなときにウザい奴だ。
「どうしたいんだ? 持って帰るなら書類を書きなさい」
振り払った手が当たっただけで俺に殴られたと訴えるような警察官に好意が持てるはずもなく、かと言ってここで何か逆らえばまた余計な罪をでっち上げられる。
「幸恵さん、悪いけど何か書いといて」
「え?」
「俺の自転車」
それだけ言って俺は交番の前を立ち去った。
「修平くん!」
幸恵も俺を追い掛けようとしたが、警察官が幸恵に書類を差し出し、ここに何かを書けと言っているのが聞こえた。
いつかの、あの陰険な警察官だった。
「一条くん。いつまで自転車を放置しておくつもりだ? いいかげん家に持って帰りなさ
い」
「はあ?」
「処分したいならリサイクル料を支払ってもらうよ」
こんなときにウザい奴だ。
「どうしたいんだ? 持って帰るなら書類を書きなさい」
振り払った手が当たっただけで俺に殴られたと訴えるような警察官に好意が持てるはずもなく、かと言ってここで何か逆らえばまた余計な罪をでっち上げられる。
「幸恵さん、悪いけど何か書いといて」
「え?」
「俺の自転車」
それだけ言って俺は交番の前を立ち去った。
「修平くん!」
幸恵も俺を追い掛けようとしたが、警察官が幸恵に書類を差し出し、ここに何かを書けと言っているのが聞こえた。


