2,失望
《こころ》
「好きです!付き合ってください!!」
人生初めての告白。
文化祭終わり、人気のない屋上で言われた言葉。
その人のことは今まで知らなかったんだけど、一目で好きになった。
なんというか雰囲気に流された部分もあるかもしれない。
でも、その真剣な顔とか、まっすぐな言葉が心に響いた。
「よろしくお願いします。」
付き合うことになった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その人と付き合ってることは秘密にしておこうということになった。
相手の方が恥ずかしがったから。
でも、1日1回メールか電話で話すというルールをつくった。
お互いをもっと知っていくためだ。
気づけば履歴もりんごや、まほよりも多くなっていた。
気づけばその人のことが大好きになっていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんなある日、私は見てしまった。
まほが1人で泣く所を
見た瞬間、私はすぐ声をかけた。
もともと1人で溜め込んでしまうような子だ。
よほどのことがあったんだと思った。
話を聞くと、今日好きな人に告白して振られたのだそうだ。
そしてその人の名前は、私のよく知る人だった。
私の彼氏だった。
私よりもずっと前から好きで、ずっと頑張ってその人の視界に入ろうとしていたのだ。
叶うはずがない。
そんな努力をした人に、私が叶うわけがない。
気づけば私は、彼に電話していた。
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《こころ》
「好きです!付き合ってください!!」
人生初めての告白。
文化祭終わり、人気のない屋上で言われた言葉。
その人のことは今まで知らなかったんだけど、一目で好きになった。
なんというか雰囲気に流された部分もあるかもしれない。
でも、その真剣な顔とか、まっすぐな言葉が心に響いた。
「よろしくお願いします。」
付き合うことになった。
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その人と付き合ってることは秘密にしておこうということになった。
相手の方が恥ずかしがったから。
でも、1日1回メールか電話で話すというルールをつくった。
お互いをもっと知っていくためだ。
気づけば履歴もりんごや、まほよりも多くなっていた。
気づけばその人のことが大好きになっていた。
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そんなある日、私は見てしまった。
まほが1人で泣く所を
見た瞬間、私はすぐ声をかけた。
もともと1人で溜め込んでしまうような子だ。
よほどのことがあったんだと思った。
話を聞くと、今日好きな人に告白して振られたのだそうだ。
そしてその人の名前は、私のよく知る人だった。
私の彼氏だった。
私よりもずっと前から好きで、ずっと頑張ってその人の視界に入ろうとしていたのだ。
叶うはずがない。
そんな努力をした人に、私が叶うわけがない。
気づけば私は、彼に電話していた。
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