「ガキのくせにおっさんをからかうからだよ」



「どーせガキですよ…
でも、ガキなりに考えて悩んで
東藤さんのそばにいたいって思ったの」


東藤さんは黙ったまま


東藤さんを後ろから抱きしめた
私の手に力が入る


いま離してしまったら
一生離れてしまいそうで怖かった