チャラめ男子と鈍感女子



『んー?槙さん、体勢が少し崩れたか?しかし持ちこたえた様です。
そのままの走りで次の人へと今、バトンが繋がりました!さぁ、そこで気になるのが陸上部....』



違う、エミリーがドジってつまづいたんじゃない。


誰かに引っ張られていたような止まり方をしてたから...


つまり仕掛けたのは...



「次、片瀬の番だろ?早く定位置に着け」


突っ立って考え込んでいたら、グッチーに肩を軽く叩かれた。


どうやらこれを先にやらなきゃ、先に進めないみたいだね?


じゃあ、とっととやってしまいますか!