「今年、一年の代表は槙さんがやる事になった」 会長が書類を見ながら話を続ける。 槙って...エミリーのこと、だよね? 「槙さんがショーに出るのか。頑張れよ!」 「スゴーイ!えみりちゃんのウォーキング楽しみにしてるよ?」 「......頑張って」 呆然とする俺を尻目に、生徒会のメンバーがエミリーに対して応援の声を投げかける。 「ありがとう、ございます...」 当の本人はいつものように照れながら俯いた。