とはいったものの


「なら俺と凛は婚約者だな」


「? そうなの?」



全くぬかりない男だ


凛にも問題があるように思うが…





「…婚約なら許そう」








俺が許可を出してからは早かった

次の日には朝一で海の両親に報告していた




そして一週間も経たないうちに
凛の右手の人差し指にはキラキラと指輪が輝いていた




「学校にはつけていくなよ…」