嵐をつれてリビングへ行くと
朝とは違う光景が広がっていた
壁には大きく
[赤間 ありがとう]
と書いた飾りがついている
「すごいな」
隣でぼそりと嵐が呟いた
だから俺はにやりと笑って
「赤間、今日の主役はお前だからな」
凛ちゃんと仲良くやれよ
正直嵐がいなくなって
他のみんなにこの家を貸すことに不安がある
けどなによりも嵐に幸せになってもらいたい
「ありがとな
雄太、喜一、苅谷、小高、…要 」
嵐は一人一人顔をみながら、
そして最後に俺をみていった
「俺も、こいつらもみんなおまえのお陰で居場所がある
頼りないけどこいつらはおまえの味方だからな
もちろん俺も」
俺がここを続けるのに不安だって気づいてたのかな
嵐はいつも俺の欲しい言葉をくれる
「あぁ…
いつでも遊びに来いよ」
次は友達として

