コンコンッ

「赤間ー、要ーそろそろ降りてこいよ」



ドアの向こう側から雄太の声が聞こえた



「こうやってここで嵐も一緒に
盛り上がれるのは最後なんだね」


「そうだな、溜まり場にはたまに行く。
でもその前に、要は俺の親友だろ?」



そうやって笑いかけてくれるから嬉しくなった

まだ嵐がここに来る前の
お互いに家族と暮らしている時に戻ったみたいで

環境は全然違うのに変わらないなぁなんて




俺は嵐に比べると何にもできない
助けられてばっかりだ


それでも親友としていられる限り
憧れでもある嵐の役に立ちたい