海のその言葉でまた涙が溜まってきた





「りんは‥‥生まれてこないほうが、よかったの?」





すると海は真剣な顔で


「凜がいないと困る」


と言った








そしていつの間にいたのかみんなが後ろにいた




「そうだよ、凜ちゃんがいないと俺らも困る」


「海止められないしな」


「癒しがなくなる」


「凜がいないと物足りないよなー」




みんな‥‥




「凜、生まれてきてくれてありがとう」





ありがとう




私なんかのために




私はみんなに何もできてないのに











廊下から話し声が聞こえる




美雨達が来たようだ