こんぺいとう

ガララ



私は適当に本を取り、読書の振りをした。


そしてあることに私は引っかかっていた。



「また彼女変わったらしいよ」


"また"って、これまでどれくらい彼女がいたんだろう…タラシだったりするのかな?



でも頭いい人に悪い人はいないし(偏見)



うーん、ちょっとわかんないなぁ。






「あ、あった…」



どこからか声が聞こえてその方へ振り返ると知らない男の子がいた。


その人は何故か私の隣の席へ座り喋りかけてきた。



「それ俺が読みたかったやつ、読み終わったら教えて」



それだけ言うとうつ伏せになり寝てしまった


というか私これ読んでないしすぐに起こすべきなのかな?


でもぐっすり気持ちよさそうに眠ってるしこのまま寝かせておいた方がいい気もする。


迷った末に私はポケットに入れて置いたメモ帳とペンで


私は読まないのでどうぞ。



とだけ書いて本の上に置き、図書室をあとにした。




まさかここで一応持ち歩いてたメモ帳とペンが役立つとは…