「…麗薇、起きたのか?」

日差しで王様が起きたよう。

「あ、うん、」

「あ、やべ。クーラー付けたまんまだったわ」

すると、リモコンを取り出し、ピッと操作する。

だから、7月でも暑くないわけか。

あたしが眠ったのが、11時。で、いまが9時だから、漣が遅く眠っていても多くク

ーラーを付けていたようだ。

あたしは逃げるように、幹部室へいく。

ガチャ

「やっほー、麗薇。」

大河は目玉焼きみたいなのを机に用意している。

「麗薇、よく寝るねー、」

千鶴はココアたぶんココアをのんでいる。

「寝すぎだよ。寝癖ついてる」

そういって、あたしの寝癖を直してくれる千紘。

「……」

相変わらず無言の遙真。

「ふぁー、ねみぃ」

あたしのあとをおったかのようにして幹部室にはいってきた漣。

これがあたしが昨日から一緒に暮らすことになった”桜龍”だ。

「麗薇、なに食べる?」

千鶴はあたしにミルクティを出してくれて、あたしはそれを飲む。

「TKGか?」

大河は調子にのって、TKGとかゆってる、

TKGとは、卵かけご飯の略だ。

「ミルクティだけでいい。」

あたしはそういって、1口のんだ。

朝はあんまりお腹が、すかない。

きっと、琉の生活習慣のせいだ。

琉は朝ごはん基本食べなかったから、あたしも真似をしていた。

だから、だろう。