半分すきで半分きらい




窓際に座っている良介は零と話していた。

笑顔を見せながら話していた。

やっぱり良介の笑顔は素敵だと思ってしまった。

もうそう思っても戻らないのに。

好きにならなきゃよかったっていう後悔が募るだけなのに。



そう思った瞬間目が合った。



「えっ」

やばいと思った瞬間目をそらした。

鼓動は高鳴った。



「────せ」

「七瀬!」

未央奈が不思議そうに私を見つめていた。


「どうしたの?」

「いや、なんでも...!ね、ジュース買いに行こ!」

「うん...いいけど...」





忘れなきゃ好きになっちゃいけない。





今はただそう思った。