青い鳥


「律、明日の休みは買い物に行こう」

数日後のベッドの中で情事の後、裸の彼が言う。

「行かない」

「何で!?」

「必要な物なんて無いもの」

「律の服、買いたい」

「行かない」

「ホンット、強情な女!たまには俺にイエスって言えよ」

私を着飾りたいのか、上半身を起こし、頬を膨らませて主張してきた。

そんなに拗ねないで。

私は彼の気を静めるために自分から大胆にキスをした。


「そんな時間があるなら、律さんを感じたい」

私の言葉に全開に目を見開く彼。
すぐに嬉しそうな笑顔に変わったけれど。