それはまさかの婚姻届。
しかもしっかりこの人の記入箇所は判子までキッチリ押されている。
「……書かない」
「何でだ。こんなスペック高い男、中々居ないぞ?それとアパートは解約したか?」
自分でそれを言う?
「私、まだ十九だし、貴方が初めて付き合う男だし、そういうこと分かんないからアパートは解約しない」
「分かったよ、我慢比べだな。今日はこのくらいにする。それより、」
今井律はスーツのポケットに婚姻届を仕舞うと、私の耳元に唇を近付けて言った。
「今日も律を抱いて良い?」
しかもしっかりこの人の記入箇所は判子までキッチリ押されている。
「……書かない」
「何でだ。こんなスペック高い男、中々居ないぞ?それとアパートは解約したか?」
自分でそれを言う?
「私、まだ十九だし、貴方が初めて付き合う男だし、そういうこと分かんないからアパートは解約しない」
「分かったよ、我慢比べだな。今日はこのくらいにする。それより、」
今井律はスーツのポケットに婚姻届を仕舞うと、私の耳元に唇を近付けて言った。
「今日も律を抱いて良い?」



