青い鳥

私が答えずに黙っていると、

「吐き出した方が絶対にラクになる」

更に言葉を出してきた。


私の誰も知らない秘密……


ラクになろうが、絶対に、言いたくない……


「でも何となく分かってる。男嫌いと繋がってるだろ?」

その言葉に私は動けない。

私の異常なまでの反応に気付いてしまったようだ。


「この前会ったあの同級生は知ってる?」

「……」

どんどん質問を投げてくる今井律。
答えたくなくて私は視線をシーツにまで落としているというのに。