「これ以上はしないから」
ホントかよ。
疑いのジト目を向けながら足を後ろに引こうとしたら、
「そんな目するなら襲うぞ?」
そう言われて仕方なく視線を外す。
この人、なんかちょいちょい甘ったるい空気を醸し出してくるから苦手だ。
しかも私の頬に触れている指が動いている。
心の奥まで擽られてるみたいに、こそばゆくなる……。
「……早くお風呂行って。明日も仕事なんでしょ?」
「そうだな、行くよ。おやすみ」
「おやすみなさい……」
私の返しを聞くと今井律はやっと私に触れていた指を離してくれて、バスルームの方へと向かって行った。
変な男だけれど、助けられたのは確かだ。
ホントかよ。
疑いのジト目を向けながら足を後ろに引こうとしたら、
「そんな目するなら襲うぞ?」
そう言われて仕方なく視線を外す。
この人、なんかちょいちょい甘ったるい空気を醸し出してくるから苦手だ。
しかも私の頬に触れている指が動いている。
心の奥まで擽られてるみたいに、こそばゆくなる……。
「……早くお風呂行って。明日も仕事なんでしょ?」
「そうだな、行くよ。おやすみ」
「おやすみなさい……」
私の返しを聞くと今井律はやっと私に触れていた指を離してくれて、バスルームの方へと向かって行った。
変な男だけれど、助けられたのは確かだ。



