「そうなんだ。じゃあ最後に一言だけ良い?」

「え、あ、どうぞ?」

「律、俺と結婚しよ?」




……は?




ニコニコした顔で一世一代のことをサラッと簡単に言った目の前の男。


突拍子もない台詞に私は瞬間冷凍させられたみたいに固まってしまった。