扉を彼が開けて入ると、聞こえてきた声に私は固まる。
というよりも、一瞬で身動きが取れなくなった。
凍り付いたように動けない。
「驚いた?」
彼が笑顔で私に言っているが、私は目の前に居た人物から目が離せない。
それどころか、拒否反応で身体が震え出した。
「髪、切ったのか。一瞬律だって分からなかった」
何で平然と話しているの?
この男が、何故ここに居るの……?
「律、どした?驚いて声も出ないのか?久々だろ?お父さんと会うの」
何も言えない私に彼が言う。
そう、この男は私の父親。
四十五歳だが、身体も細身のお陰か年齢にそぐわない若々しい見た目。
一年近く顔を見ていなかったが、自分のしたいように生きているお陰だからだろうか、肌も髪も全く老化していない。
というよりも、一瞬で身動きが取れなくなった。
凍り付いたように動けない。
「驚いた?」
彼が笑顔で私に言っているが、私は目の前に居た人物から目が離せない。
それどころか、拒否反応で身体が震え出した。
「髪、切ったのか。一瞬律だって分からなかった」
何で平然と話しているの?
この男が、何故ここに居るの……?
「律、どした?驚いて声も出ないのか?久々だろ?お父さんと会うの」
何も言えない私に彼が言う。
そう、この男は私の父親。
四十五歳だが、身体も細身のお陰か年齢にそぐわない若々しい見た目。
一年近く顔を見ていなかったが、自分のしたいように生きているお陰だからだろうか、肌も髪も全く老化していない。



