一度、カゴを持とうと入り口付近まで戻ると、 〜♩ 再度コンビニの入店音が鳴った。 あら、あたしに反応しちゃったかしら。 そう思ったが、自動ドアも開いており、誰かが入店しているのが見えた。 あぁ、あたしじゃなかったみたい。 少しホッとしつつ、カゴを持つ。 アイスのコーナーへ向かおうとすると、今入店してきた人もアイスコーナーへ向かっていた。 『あたし、アイスの実っこ』 波瑠の声は、あたしの耳へ届くが。 すぐに耳から外へとすり抜けた。 … だってその人、