スマホ越しから聞こえる彼の声はなんか新鮮で
いつも聞く声とは違う。それだけでドキドキを…。
え?ドキドキ…?うーん…緊張してるのか…。
「は…初めまして…。」
「初めましてじゃないじゃん、隣だっての。」
「そ、そーだよね!!うん…うん…!」
「緊張するなよ、いつも通りに喋ろ。」
「は…はいいいぃ…!」
水木くんとゲームをしていくことで気づいたこと。
やっぱり男子だけあってゲームが上手いんだなぁと思った(自分の偏見だけど)。
そんなに笑わない感じなのにすっごく笑うし
言葉はきついけど優しくて。
香りなんてしないはずなのにラベンダーの香りが
しているみたいな安心感に包まれた。
約1時間、私達は他愛ない話をしていた。
「水木くんって、好きな人いるの?」
話すことも少なくなり沈黙になっていた時
ふと疑問に思ったことを口に出してしまった。
(これじゃあ…気があるみたいじゃん…。)
「ううん、いないよ、気になる人はいるけど。」
「へぇー、そーなんだね…」
気になる人はいるって事は好きじゃないってことだよね…?竹下さん?…ずっと一緒にいて最近気づき始めた…みたいな感じかな…。
「安曇さんは?」
「ふぇっ?」
「いるの?好きな人。」
「う…うーん…。」
何故か心臓が大きくバクバクし始めた。
なんで…?心臓…収まって…!!
「好きな人…いるよ。」
!?…つい言ってしまった。いないけど
心の隅では水木くんかななんて思っている自分はあまりにも高揚感が過ぎている。
「そうなんだ、ふーん。」
ボイス音からはスマホと指が擦れる音と少しの息の音が聞こえてくる。
この時間がどれぐらい経ったのか分からないぐらいとてつもなく長く感じた。
自分の胸の音は大きく音を立てて
聞こえるんじゃないの!?ってぐらいに音を立てた。
「んじゃ、やめようか。」
あれからどれぐらい時間が経ったのだろう。
そんなに経ってないと思うけどいつの間にか時刻は23:00。
「う…うん!!ありがとう!また…!」
「ほい、おやすみ」
「お…おや…」そこでチームが解散された。
ふぅー。と大きく息をつき自分の胸の音を抑えた。
なんでこんなに音がすごかったんだろう。
自分が緊張しすぎて…なんて考えながら
私は眠りについた。
七夏side
いつも聞く声とは違う。それだけでドキドキを…。
え?ドキドキ…?うーん…緊張してるのか…。
「は…初めまして…。」
「初めましてじゃないじゃん、隣だっての。」
「そ、そーだよね!!うん…うん…!」
「緊張するなよ、いつも通りに喋ろ。」
「は…はいいいぃ…!」
水木くんとゲームをしていくことで気づいたこと。
やっぱり男子だけあってゲームが上手いんだなぁと思った(自分の偏見だけど)。
そんなに笑わない感じなのにすっごく笑うし
言葉はきついけど優しくて。
香りなんてしないはずなのにラベンダーの香りが
しているみたいな安心感に包まれた。
約1時間、私達は他愛ない話をしていた。
「水木くんって、好きな人いるの?」
話すことも少なくなり沈黙になっていた時
ふと疑問に思ったことを口に出してしまった。
(これじゃあ…気があるみたいじゃん…。)
「ううん、いないよ、気になる人はいるけど。」
「へぇー、そーなんだね…」
気になる人はいるって事は好きじゃないってことだよね…?竹下さん?…ずっと一緒にいて最近気づき始めた…みたいな感じかな…。
「安曇さんは?」
「ふぇっ?」
「いるの?好きな人。」
「う…うーん…。」
何故か心臓が大きくバクバクし始めた。
なんで…?心臓…収まって…!!
「好きな人…いるよ。」
!?…つい言ってしまった。いないけど
心の隅では水木くんかななんて思っている自分はあまりにも高揚感が過ぎている。
「そうなんだ、ふーん。」
ボイス音からはスマホと指が擦れる音と少しの息の音が聞こえてくる。
この時間がどれぐらい経ったのか分からないぐらいとてつもなく長く感じた。
自分の胸の音は大きく音を立てて
聞こえるんじゃないの!?ってぐらいに音を立てた。
「んじゃ、やめようか。」
あれからどれぐらい時間が経ったのだろう。
そんなに経ってないと思うけどいつの間にか時刻は23:00。
「う…うん!!ありがとう!また…!」
「ほい、おやすみ」
「お…おや…」そこでチームが解散された。
ふぅー。と大きく息をつき自分の胸の音を抑えた。
なんでこんなに音がすごかったんだろう。
自分が緊張しすぎて…なんて考えながら
私は眠りについた。
七夏side
