そして合格結果当日。

朝早くからお母さんとお兄ちゃんと一緒に結果を見に行った。お父さんも見に行きたいと言っていたが、外せない仕事があるため行けなかった。



私たちはまず、近くの私立高校の結果を見に行った。

私は緊張のあまり、自分は見に行かず母さんとお兄ちゃんに見に行ってもらうことにした。

ドキドキしながら待っていると、お母さんとお兄ちゃんが見えた。でも、表情はみえない。

受かっていますように、受かっていますように

お兄ちゃんが走って帰って来た。走って来たということは早く知らせたいからか?
これはもう合格確定?!
そう思った瞬間、お兄ちゃんが

「ドンマイ」

と申し訳なさそうに私の肩を叩いた。

「え??」

言ってる意味が分からず、しばらくの間放心状態だった。

"それは不合格ということでしょうか"

私は後から来た母さんに目で訴えた。

お母さんは何も言わず、車のところへ向かって行った。




う、うっそーーー!!!!




私は気を失いそうになった。

合格してると思ってたのに…


涙目になりながも私はお兄ちゃんに背中を押されながらも車まで行った。



もう、公立高校に望みをかけるしかない。