海結から貰った写真と俺が撮った写真を
拡大して額縁に飾れるように業者へ依頼した。










数日後、とある展示会場と
そしてBLUEにも飾って貰うように頼んだ。













「…これ、蒼眞さんが撮ったんですか?」




「ん?そうだよ?暫く飾ってほしいんだけど」



「…それは全然良いんですけど。」



「良かった。」



「この人、モデルですか?」



「ん〜?さーどうだろ。」



「え、」



「とにかく、宜しくな海斗!あとどっちが良いか客に聞いてくれると助かる!」



「え?あ、はい!分かりました!」



俺が撮ったとは言うなよ!!
そう最後に付け加えて、蒼眞さんは去って行った。
















「ん?あれ?こんなんあったっけ?」



「陸斗、遅刻。」



「良いじゃん、ちょっとぐらい。」



「ちょっとじゃねぇだろ?1時間も過ぎてんだよ。」



「で、この写真何?買ったの?」



「スルーすんな。…買ってない。」



「どっちが良い?」



「は?」



「良いから、答えて。」



「んーー、こっち?かな?」




「へぇ、俺は、違う方だな。」




「やっぱ俺ら合わねぇな。」



「誰も陸斗とは合いたくねぇよ。笑」



「は?何でだよ!失礼だろ俺に?」



「こっちのセリフだわ。笑」




「俺やっぱカッケェのが好きなんだよな!」




「陸斗ってブレねぇよな、ほんと。」




「なんだよ!良いだろ別に!!男なんだからさ!」




「意味分かんねぇ〜」



「なぁ今から蓮も呼ぼうぜ!」



「絶対、寝てるだろ。」



「だよな〜。じゃあ今日barやろうぜ。」



「急すぎだろ、人来ねえわ。」



「ナンパしてくるわ!」



「成功したことないだろ、信用出来ない。」



「楓とやる!」



「…ほどほどにしろよ〜」



「じゃあ、今から行ってくるわ!」



「は?今から?店はどうすんだ?」



「海斗1人で大丈夫だろ〜〜!」



「お前、サボりたいだけだろ?」



「さーて、お客さん呼んで来よ!!」



「………マジで頼むぞ〜。0人だったら明日はタダ働きにするからな。」



「は?マジかよ、鬼じゃねぇか。」



「毎回サボるからだろ?ほらさっさと行って来い。」




「行ってくるわ〜!」